ウェブアクセラレータの料金はAWSの3分の1に

当社ではAWS CloudFront を利用して動画や画像の配信を行っており、
パフォーマンスには満足してるものの転送量による課金が嵩む事に悩んでおりました。

画像や動画中心の業界なので、月間で10TB弱のアウトバウンド転送が有り、
AWSでのアウトバウンド転送量課金が15万円/月を超えている状態でした。
関連:そもそもCDNとは

CDNの料金比較

AWS CloudFrontの場合

殆どのユーザーは日本国内になる為、東京リージョンの料金が計算対象に成ります。
使えば使うほど、単価は下がりますが余程の大規模サイトでなければ10TB/月に到達しませんので、最も高い単価で1GB当たり15円程度の料金として計算出来ます。

CloudFront料金表

アウトバウンドの料金のみで計測していますが、リージョンデータの転送は余り考慮する程の転送量に成らないので省いていますが、若干料金が上乗せされます。

SAKURAのウェブアクセラレータの場合

SAKURAは常に一定で、1GB当たり5円である為、AWSに比べて非常に安価です。
アウトバウンド以外のリージョンデータ転送やAPIアクセス課金も有りません。

ウェブアクセラレータ料金表

CloudFrontからの乗り換え手順

当社で管理しているWebサービスは、AWSのサービスをフル活用しており、
Amazon S3で静的な画像ファイルでホストしていましたが、「S3 + CloudFront」構成から
「S3 + ウェブアクセラレータ」構成に簡単な手順だけで切り替え出来ました。

キャッシュヘッダーの設定(必須)

Apacheを利用している場合の例はSAKURA公式に設定例が載っています。
S3を使用している場合、S3バケット(オブジェクト)へのメタデータの設定を行う事でキャッシュの制御が出来ます。

DNSの切り替え

既に使用しているCDNが有れば、同じドメインのCNAMEをウェブアクセラレータの指定するホストネームに設定すれば完了です。

Invalidationリクエストのリプレイス

ファイルを変更してもキャッシュ設定時間内は新たにファイルが参照される事は有りません。
CloudFrontの場合はInvalidationリクエストを送信して、キャッシュの破棄を要求できますが、ウェブアクセラレータの場合でも、キャッシュ削除APIで同等の要求を行えます。
関連:キャッシュ削除API

ウェブアクセラレータのパフォーマンス

公開されているキャッシュサーバーのIP帯域を見る限り、日本国外のエッジロケーションは存在しないと思いますが、サービスが世界中を対象にしていない、日本国内向けのみを想定しているのであれば問題に成らないでしょう。